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とやらが11月22日にあるらしくて( ゚д゚)
まぁイベントはポッキーで力尽きたのでやらないんですけど、まいこがどうやらレオエイのネタに苦しんでいるようなので、支援にもならない殴り書き妄想(にもならない羅列)などをちょっと投下してみようかと…
ジェイシェリのネタは降って来たので描きます!って言って結構ジェイクの練習してくれてるみたいだから(*´д`*)つ
↓興味ない方はするっとスル~で★
――というかレオエイは夫婦じゃねぇし。
夫婦になるのも想像できない。すれ違ってこそレオエイ!
て言ったら話終わって楽なのにな~(`Ф3Ф')でもそんなこと言ったらまいこに殺されるので…
夫婦同然とかどうですか。
エイダさんって普段全然慌てないじゃん?
でもレオンが瀕死だったらどうだろな?死にそうな怪我したところに慌てて駆け付けたりしたら萌えね?
**
ズキン、と体中が痛んだ。もうどこが痛いのかもわからない。とにかく身体のあちこちが疼くように痛い。
レオンは身体を起こしかけて全身に走る激痛に呻き声を上げた。
起き上るのは諦めて、しばらく痛みの波が去るのを目を閉じて待った。息を吐くことすら胸が軋んで痛い感覚など初めてだ。
何度か呼吸をやり過ごして、ようやくレオンは目を開けた。
霞む風景は白っぽい。無機質な天井をぼんやり眺めて、ふと横の気配に気づいた。
首を巡らせるのも億劫だったが、視線をそちらに投げると意外な顔が目に入った。
「…イダ…」
声に出そうとした名前は全く意味を成さない音となって病室に消えた。
「な…んで…」
なぜここにいるんだ、という問いに全く無表情だったエイダの頬が動いた。動いたと思ったのはエイダの頬が濡れているからだと気づいて、レオンは目を瞠った。
――泣いて…?
思わず伸ばしかけた手は全身の痛みで指先しか動かなかった。
「バカね」
エイダは全くいつも通りの声でそう言うと、レオンの手にそっと自分の手を重ねた。
「生きてるのが不思議なくらいよ。あんな貧相な装備で突っ込むなんて自殺行為もいいところじゃない」
エイダは声の調子とは裏腹に頬の涙は止まらない。
「本当に…バカね…」
お前のためじゃない、と言いかけて、それは偽善でしかないな、とレオンは口をつぐんだ。どうせ喋れやしない。
確かにあの状況であのB.O.W.の群れに突っ込んだのは自殺行為だっただろう。だが――そこにお前がいたとなれば話は別だ。
――彼女が好きなのね?
ヘレナに聞かれた問いにレオンは明確に答えられない。
惚れている、という明確な自覚はない。だが、彼女が死ぬかもしれないと思うと身体が勝手に動いていた。それが惚れているということなのか、レオンにはわからなかった。
手を重ねたままエイダが立ち上がった。もう一方の手で頬を拭って「じゃあね」と小さく言った。
もう行くのか、という問いが顔に出たのだろう。エイダがこちらに少し屈んた。
「ここには忍び込んだの。本来なら私はここに座れるような立場じゃないのよ。だからもう行くわね」
言われて思い当たる。自分は合衆国のエージェントで収容されている病院はおそらく国の直轄だろう。気軽に誰でも訪ねて来れる場所ではない。ただの見舞でも煩雑な手続きが必要なはずだ。それこそ――
重ねた手が動いて、お互いの指先が絡んだ。
「夫婦でもなきゃここには座れないのよ」
そう、夫婦なら――
だったら、と言いかけた言葉はエイダの華奢な人差し指を唇に感じて言えなくなった。
レオンを見下ろすエイダの頬はもう濡れていない。だが黒い瞳はまだ濡れているように感じた。
「…もしいつか」
そう呟いたエイダはレオンの視線を断ち切って、するりと指を引き抜いて音もなく病室から消えた。
もし、いつか――それに続く言葉は今後聞くことができるのか。
お互いの立場も目的も全てを越えて、二人の人生が縒り合さることはあり得るのか。
そこまで考えて、レオンは目を閉じながら笑った。
惚れてるかどうかもわからなかったくせに現金なもんだな――
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