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バースディーイラストありがとうございましたO(≧∇≦)O

催促したのは数人のつもりだったのに、思わぬところからも釣れて感謝感激雨嵐!!
これって頂いたので私の胸の中に収めるべき?
えー、でも全部すごくいいイラストなのにもったいないなー…と思いつつ、公開許可の取れた分だけ公開www
と言っても今んトコそれはM-aiさんだけなんだけどww(他はまだ聞いていない)

では!M-aiさんから頂いたジェイク(とシェリー)です!!!

↓興味ない方はするっとスル~で★




きゃわわわ…(*´д`*)
赤ずきんパロのハロウィン でジェイシェリ!!!
めっちゃ気合い入れて描いてくれてありがとうo(゜∀゜=゜∀゜)o
ハロウィンのレオエイはマカセロ!と言ったのはあれはウソだ!!(´・∀・`)←詰んでる

狼は太い木の根元で寝転んでいた。
草を踏む音で落ちかけた意識が浮上した。薄目を開けて草むらの向こう側を見れば、目にも鮮やかな赤い色が浮かび上がった。赤いずきんに赤い服、靴まで赤い。それに白いエプロンはとてもよく映えていた。この辺りに住む少女だ。ばあさんの家によく通っていることを狼は知っていた。
狼は口端を吊り上げて舌舐めずりした。
たまたまこれまで見かけた時は満腹だった。だから見逃してやったが、今は不運にも腹が空いている。
狼は空腹という本能押し隠して、道を歩く少女の前に躍り出た。
「キャッ!」
小さく叫び声を上げた少女はいきなり目の前に出て来た狼に目を見開いた。
「狼さん!」
「どこに行くんだ?」
「おばあさんの家に行くのよ」
ニッコリ笑う少女は屈託なく、狼の本能には気づいてないようだ。我ながら隠せているかどうかは怪しいと思うが、ここまで来れば籠の中の小鳥だろう。絶対に逃がさない。
「狼さんはどこへ?」
聞かれて狼は詰まった。まさかお前を食いに、とは言えない。
「いや別に…腹が減ってな…」
咄嗟に出て来ない言い訳がストレート過ぎたかと一瞬肝が冷えた。
大きな瞳をいっぱいに開いてびっくりしたようにこちらを見上げる少女に狼は無意識に爪がピンと伸びるのを感じた。
――逃げるか?
逃がさないけどな、と心の中だけで呟く。
「お腹が空いてるの?」
「ああ、ものすごく、な」
狼はそう言いながら少女の頬を爪の出ていない柔らかい肉球で撫でた。ポカンとこちらを見上げる少女の瞳に映った自分は何と残忍な顔をしているのだろう。だがそれが本能だ。この世界は食うか食われるかの弱肉強食だから仕方ない。狼は自分が生きるために少女を食う、それが世の理だと信じていた。
「じゃあ、"Trick or Treat"って言ってみて?」
いきなり飛び出した意味不明の言葉に狼は一瞬目が点になった。
何言ってんだ、こいつ――?
「知らない?今日はハロウィンって言ってお菓子を貰える日なのよ」
首を傾げて屈託なく笑う少女は狼を微塵も疑っていないようだ。そもそも疑う、という言葉の存在さえ知らないように見える。
「意味わかんね」
毒気を抜かれて狼が呟くと、少女が狼の腕を掴んで「とにかく言ってみて!」と揺する。小さな手の感触に狼は何とも言えない気持ちになった。
「…Trick or Treat」
仕方なくそう呟くと、少女の顔に満面の笑みが広がった。狼が今まで見たことのない顔だった。いつもみんな彼に対峙すると、恐怖で歪んだ顔しかしない。
「はいどうぞ」
そう言いながら林檎をひとつ差し出す少女を狼は呆然と見下ろした。オマエ、それはばあさんにやる林檎だろうが。何で俺にくれる。
「俺は林檎はキライだ」
自分でもなぜそんなことを言ったのか。林檎だろうが少女自身だろうが、お遊びはやめて全部食らってしまえばいい。なのに――
「そうなの?」
眉をハの字に下げて悲しそうな顔をする少女の顔を見て、狼は舌打ちした。何で俺がこんなに焦る。
「じゃあ、今日はハロウィンだからお菓子をもらいに行きましょう!」
少女はとてもいいことを思いついた、とばかりに今度は狼の手を握って道を歩いて行く。
(オ、オイ!何で手を握る!?俺のことが怖くないのか?)
焦る狼をよそに少女は軽い足取りで歩いて行く。小さな力に引っ張られるように狼も一緒に歩く。
それから少女は何軒かの家の扉を躊躇なくノックし、先ほどの「Trick or Treat」を言ってたくさんの菓子をもらった。中には後ろに立つ狼を見て、慌てて肉を持って来た者もいた。
「たくさんもらったわね」
笑顔で少女はその全てを狼にくれようとした。
「俺は菓子はいらねぇ」
狼は菓子の山の中から、肉だけ拾うとそのまま口に入れた。結構なボリュームでそこそこ腹も膨れた。
(だから、今回はお前を食うのは勘弁してやるぜ)
狼は少女を食わないのはそれが理由で、それ以外に何もないと言い聞かせた。
「ありがとう」
そう言って笑った少女の顔が本当に嬉しそうで、狼は思わず目を逸らす。
「…さっきの林檎、寄越せ」
「え?」
「さっきの林檎を寄越さないと悪戯するぞ、オマエ」
Trick or Treatとは本来そういう意味らしい、ということは道すがら少女に聞いた。
少女の顔が綻んで、真っ赤な林檎が差し出された。それを狼はひったくるように掴むと、代わりに少女の小さな手にあるものを押し付けた。
キョトンとしたこちらを見上げた少女の瞳はまんまるで、狼は笑いたくなった。次に掌を開いてそこに小さな花を見つけた少女は嬉しそうに笑った。
狼は少女の花が開くような笑顔がどうすれば見れるのか本能的に知っていた。
(お安い女だぜ)
鼻で笑うように狼は前脚で地を蹴った。なぜ笑顔を見ようと思うのかは考えなかった。
「じゃあな」
「あっ、狼さん…!名前は何て言うの!?」
追いかけて来る少女の声に狼は笑った。お前、食う者と食われる者が名前を知ってどうするんだ。今回は勘弁してやるけど、次に会ったらお前は俺の食糧なんだぞ。
そう思ったのに、狼は走りながら答えていた。
「――ジェイク」
少女の名前は既に知っている。菓子をもらった家人が呼んでいたから。

(またな、シェリー)


…長ッ…なんじゃこりゃぁぁぁ!!
赤ずきんとハロウィン掛けるのムズッε=(。・`ω´・。)
"食べる"という意味がいつもと違って本当に"食べる"なだけで、ノリはいつも通りだな。
結局ジェイク狼はシェリー赤ずきんをこれから会っても"食べる"ことなく仲良くなっていけばいいんだ。イジメられてたら助けたらいーんだ。うふふ。

まいこにカッコいいジェイクを!と所望したら即答で「無理!」と返って来てワロタ。
まいこのチビイラストはかわいい!デフォルメの具合が絶妙でレオエイのチビイラストもクソ可愛かった(*´д`*)
アレ?私半裸とか希望出してないけど(ルンルンには出したww)、ジェイクの上が裸なのは以心伝心なの?と聞いたら、「狼だからですよ!!!下はさすがに穿かせました( ゚д゚)」なーんだ、私達もツーと言えばカーの域に達したのかと思ったぜ…!

何はともあれ、ありがとうござましたーーーー!!!!

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Comment

こうして狼ジェイクはりんごが好物になった、と。
  • M-ai
  • 2013-10-21 00:12
  • edit
そういう事でしょうか!?(゚∀゚ 三 ゚∀゚)
関係ないんですけど、「感謝感激雨【嵐】」なんですね(゚д゚)私そこ【霰】って言います(゚д゚)
wwwwwwwwwwwwwwwwww
  • 透子 〔管理人〕  
  • 2013-10-21 08:19
「感謝感激雨【嵐】」は、ジャニーズの嵐の曲ですよ~
語彙的には【霰】で合ってますwww
運動会シーズン、ずーーっとその曲で踊る練習してたんで移った( ̄▽ ̄)v
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