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もし、もし相棒的な期間が二人にあったとしたら、こういうフライングはしょっちゅうしてそうだな、ジェイク(°∀°)!
…という妄想。
↓興味ない方はするっとスル~で★
「シェリー!」
無意識の内に出た叫びは我ながら驚くほど必死だった。
追手を撒くために二手に分かれた。分かれた途端、銃声とシェリーの悲鳴が聞こえた。振り返ってジュアヴォの群れの隙間から見えたのはスローモーションのように倒れるシェリーの姿だった。
**
あそこでどう出ればシェリーを守れたんだろう。
ジェイクはゴロンと身体の向きを変えて仰向けになった。途端に日差しが眩しくて手で顔を覆って目を閉じる。
守ると誓ったのに――
不意に視界が翳った気がしてジェイクは目を開けた。至近距離にシェリーの顔が見えて思わず声を上げそうになった。
「ジェイク?どうしたの?どこか痛い?」
心配そうな顔でこちらを覗き込むシェリーを見上げながら、ジェイクは溜息と一緒に漏らした。
「――」
「え?」
「守れなくて――悪かった」
途端に目を見開いたシェリーの眦が吊り上った。
「守るってなに?」
声にも怒気を含んでいる気がしてジェイクは慌てて起き上った。
「なにって」
向かい合うとシェリーの険しい視線に突き当たって思わず言った。
「さっきの、俺が先に行くべきだった」
「どうして?」
聞き返されてジェイクは首を傾げる。
「どうしてって――」
「だってあの時はあれが最善だったはずよ。怪我したのは目測が甘かった私の責任。ジェイクには関係ないわ」
強い口調で言い切られてジェイクは首を振った。
「でも――」
「守られるだけのお嬢さんの立場は卒業したの。戦うために銃を取ったのよ。守られるために今ここにいるんじゃないわ――馬鹿にしないで」
静かな分増した凄みのまま続けられた言葉に横っ面をはたかれた気がした。
いつだったか、ああ、初めて会った日だ。イドニアから脱出する際にクリス率いるBSAAと行き合った。その時も言っていた。
――守られるだけのお嬢さんの立場は卒業したの!戦わせて!
会った日のことがフラッシュバックした。
どんなに悪い状況でも決して諦めてはいけない、と言った彼女の強い眼差しから目を逸らせなかった。思い出すのはそんな険しい、だけど芯の通った顔をした彼女ばかりだ。初めて笑った顔を見たのは事件が決着してからだった。その気の緩んだ、花の開くような笑顔は今も脳裏に鮮やかに浮かぶ。
悪かった――ジェイクはそう言おうと口を開いて――
「I love you, Sherry.」
口から滑り出た言葉の意味に気づいたのは、シェリーの顔を見てからだった。
目を見開いてこちらを見る彼女の顔に思わずジェイクは笑った。その勢いで後ろに倒れながら天を仰いで大笑いする。
「ちょっ…と、なに!?私は真面目に話をしてるのよ!冗談言ってないで聞きなさい!」
怒るシェリーをなだめながら、ジェイクはなおも喉の奥でクツクツ笑いを堪えながら手を振った。
「わかったわかった、もうお前を守るとか言わない。俺が守るのはお前の――背中だったな」
虚を突かれたように黙るシェリーに笑って、ジェイクは立ち上がる。まだ座ってる彼女に手を差し伸べた。シェリーはそれを握らずに一人で立った。
「そうよ、私がジェイクの背中を守って、ジェイクが私の背中を守るの。それ以外は余計なお世話なのよ」
そう言いながら指を突き付けるシェリーを見下ろしながら、ジェイクはホールドアップの姿勢で「ハイハイ」と答えた。
今はそうでも――背中を預けるパートナーとしてそばにいても、いつか、いつかきっと――
ジェイクはそこまで考えて苦笑いと共に首を振って、前を歩くシェリーの後ろ姿を追った。
ブログで書いたものをホームページに移そうかと思うんだけど、ブログクオリティなSSが多いよなぁと思って実行に移せてません。結果、物凄い放置HPになってる(´;ω;`)
ネタ自体がないってのもあるんですが、ちょっとサボるとキャラの動かし方に違和感が出て来ちゃって、アレ、こういう反応するっけな?とか思いながら自分の考察を読み返してみたり、ムービーをyoutubeで見てみたりしてます。
まぁ最大の壁はネタがないってことだ!!何書いてももう二番煎じ感がパねぇよ!どうしようママン!!
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