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元々ツイッターで風邪で寝込むレオンにエイダが見舞うって話をM-aiさんが妄想しておられて、「漫画化ヨロ!」と言ったのがキッカケでM-aiさんが人生初の漫画に挑戦することになった(萌ェ)。
で、↑みたいなことを言っておられたので、I would back up her!と思って書いてみた。
↓興味ない方はするっとスル〜で★
身体だけは昔から丈夫だったのに、久々に寝込むほどの風邪を引いたレオン。
40度の熱(インフルエンザだと思われる)で朦朧としながら、ベッドで寝ている。
寝ている間、何度もエイダの夢を見た。エイダが優しくて、手を伸ばしかけたら目が覚める、の繰り返し。
何度も落胆しながら目を覚ますレオン。
エイダ:「レオン」
呼ばれて目を開けたらエイダがいた。また夢か。
レオン:「エイダ…」
夢なら多少強引にしても大丈夫か、などと不埒なことを考える。
エイダ:「何か飲む?」
レオン:「起き上れないから口移しで」
どうせ夢だ。現実のエイダにこんなことを言う勇気はない。
エイダ:「…仕方ないわね」
ペットボトルの水を口に含んで唇を合わせる。喉に流れてくる冷たい感覚が乾いた身体に染みるほど美味かったが、それよりも唇に感じる感触がリアルでレオンはもう何度目かわからない「夢だから」という言い訳を行使してエイダの唇を貪った。エイダも嫌がらないから、やっぱり夢だと思った。
――熱で朦朧としてるはずなのにベッドに引っ張り込んでイロイロやろうとするレオン。
そこで初めてエイダが抵抗する。
エイダ:「悪い子にはお仕置きよ?ちゃんと寝てなさい」
レオン:「帰るのか?」
エイダ:「それだけ元気なら看病はいらないでしょ?」
ベッドの縁から腰をあげたエイダの手を掴んで、レオンは弱々しく言った。
レオン:「帰るなよ。そばにいてくれ」
エイダ:「オイタをしないなら少しだけいてあげる」
レオン:「…努力する」
エイダ:「いい子ね」
デコチューをした後、レオンの前髪をかき分けるエイダ。その手をレオンは握る。
レオン:「手を握ってていいか」
エイダ:「子供みたいね。子守唄もいる?」
レオン:「唄はいらないけど、お前の声を聞いていたい」
エイダ:「…いいわ。昔々ね、中国の――という地域に生まれた女の子の話よ」
ポツリポツリと語る話を聞くともなしに聞きながら、レオンはいつの間にか眠った。
寝息を聞きながら、エイダがそっとレオンの手を外す。
エイダ:「そして、その娘は大きくなって、ゾンビだらけの街で警察官と出会って恋をするの」
最後にもう一度レオンの額に唇を寄せて、エイダはレオンの部屋を後にした。
翌日、熱も下がってスッキリしたレオンはサイドテーブルに置いてある紙片に目が留まった。
『So cute. See you around, Leon.』
流れるような流暢な字で書かれた言葉にレオンは愕然とする。
じゃあ、昨日の夢は――夢の中で聞いた、あの話は――
エイダが出て行ったであろう玄関をレオンは呆然と見つめた。
レオン:「エイダ…」
呟いた声は朝靄の中に消えて行った…
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